FXStreet - ユーロ / 米ドルは、ECB会合で、ペアが大幅下落した後、米国市場で回復を見せた。ECBは現在の金利0.05%を維持することを決定し、ドラギ総裁が記者会見で、12月会合以来、インフレ上昇が滞り、下降リスクによって、追加緩和の必要性が高まっている、と指摘したことが、市場に大きな影響を与えた。市場はすでに金利がマイナス0.3%となることを価格に織り込んでいる。では、なぜ米ドルが上昇したのか?

ウエストパック銀行のアナリストは、「ユーロ / 米ドルがドラギ総裁の会見後に1.0895 から 1.0780へと下落、一方、ニューヨーク市場で1.0880へと回復した」と指摘。これは、現在のユーロ売りポジションが過剰となり、FRBが近い将来に再び利上げをすることへの疑問も残っている(3月利上げに対しては、わずか22%しか価格におりこまれていない)」

本日は、アジア市場は、静かであろうと予想しており、東京、そして中国市場の動きを見守り、リスク・オンがアジア市場の終了まで持続するのかどうかに注目している。一方、中国は、2月8日からのホリデーを前に、市場を安定させることに成功している。人民元の設定レートは、当面ニュートラルを維持するであろう。「市場が落ち着いていることで、PBOCが人民元レートを動かし、波を立てる必要もないであろう」

ユーロ / 米ドルの注目水準

テクニカル的に、FXStreet主任アナリストのValeria Bednarikは、1時間足チャートでは、リスクは下降サイドにあると指摘。レートは移動平均線のかなり下方で、テクニカル指標は、極端な売られ過ぎから反転した後、また下向きとなっている。1.0845の下方である限りは弱気地合が維持されるであろう。4時間足チャートでは、テクニカル指標は現在中間線の下方で横這い、レートが移動平均線の下方にある間は、明確な方向性がなく、上昇の可能性は限定的であることを示している。

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